Hey! Say! JUMPのアルバム Fab! -Music Speaks.- が最高という話
Hey!Say!JUMPのニューアルバムFab! -Music Speaks.-が発売された週にほんとは書き上げたかったけど一ヶ月めっちゃ聴き込んだので嬉し楽しい最高アルバムの話を自分用に覚書しておきます と書いて準備していたのに結局発売から何ヶ月も経った今ようやくアップする
今回のアルバムのテーマは「童話」(大天才自担、本当に大天才)
赤ずきんや白雪姫といった超王道童話からアラビアンナイト、ブレーメンの音楽隊などなどいろんな童話を幅広く網羅していてラインナップだけで楽しい。わたしは子供の頃はアンデルセン童話を読んで育ったので、FC動画で伊野尾さんがみにくいアヒルの子をマイナーだと言っていたのを見て童話一つとっても背景が違って面白いな〜と思った。解像度が人によってかなり違う(ゆうやちゃんがシンデレラと白雪姫の違いがイマイチ分かってなかったのとか可愛かったねえ)
アルバム曲の中にシングルが混ざっても不思議と世界観を壊してなくて、一貫したHey!Say!JUMPのストーリーテリング力みたいなものを感じている!前置き一生かけそうだけど曲の話をする
Fab-ism
おもちゃ箱をひっくり返したみたいなイントロ、キラキラの世界の中からじゃんぷちゃんたちがこちら側に手を差し伸べてくれているみたい。まさに道先案内人みたいなイメージ。自然と脳裏にスパークラーのきらきらの中で歌う彼らが浮かんでくる…
「ありふれた世界なら君はいない」ってことはつまり君がいるこの世界はありふれてない特別なものってことで、Hey!Say!JUMPの『肯定感』にまた救われたオタクが一人爆誕した。
この後のYour Songもそうだけど「きっと僕らは笑顔で夢を語るんだ」って閉塞感に溢れてる現在でアイドルである彼らがそうやって歌ってくれることの喜びを噛み締める
映画のエンディングみたいに壮大で最高
I am
最初はアルバムコンセプトにあんまり合わないんじゃないかと思ってたんだけど、迷いもがいて進んでいくところがFabという絵本の世界に迷い込んだ主人公の視点みたいに感じられた。迷いもがく主人公=“I am“なのでは!?みたいな(妄想です)
狼青年
顔と名前を隠してのプロモーション、今までのJUMPにはなかった歌い方や歌詞、全部主人公"I"を翻弄するヴィランとしての存在を色濃くしていて面白い!あとはもうシンプルにめちゃくちゃかっこいい。アヴちゃんに寄せた、というよりは、それぞれの歌い方にアヴちゃんのエッセンスをインストールした、みたいな(伝わってほし〜〜〜)
ラップのところが超好きで、こういうときの薮くんの悪者みたいな歌い方が本当にたまらないな〜〜〜〜と思った
あとめちゃくちゃいい意味で、山田涼介ってすごい山田涼介の声で山田涼介の歌い方なのでどの世界観でも自分が埋もれなくてすごい。どこにいてもやまちゃんがちゃんといる。
ダンス練動画でこの人たちめっちゃ動くな......と超今更なことを思いました
Hey! Say! JUMP - 「狼青年」Dance Practice Video - YouTube
Muah Muah
イントロの有岡さんの「スウッ」って息を吸う音だけでアルバム代の元がとれる。どの曲の後にむあむあのイントロがきても、「繋ぎ天才だな…?!」と思う
辻村さん楽曲の色とりどりの世界が弾ける感じ、本当にアトラクションみたいな楽しさが曲中に散りばめられていて好き〜〜〜!あるブログで辻村さんはHey!Say!JUMPの七海春歌って書いている方がいたんだけどマジでその通りだと思います
いのおちゃんの最後の「ルージュ……」ずるいよね
千夜一夜
2010年代インターネットで遊んでいたボカロ生まれボカロ育ちのオタクは千夜一夜大好き。(主語デカオタク)
この曲はやまださんと伊野尾さんが特にフィーチャーされている感じがするのだけど、赤と青、情熱と冷静、相反する二人の最初と最後のパートがたまりません。絶対背中合わせで歌ってくれよな!(いのやまのこと魔法少女かなんかと思っている)
アラビアンっぽい千手観音的な振り付けが見たいよ〜〜〜ママ〜〜〜〜〜〜
2番の八人がそれぞれ早口で歌ってくパート(Cメロであっているんだろうか)、それぞれの歌詞にある単語がそれぞれぴったりで好き。
「太陽」「海」「空」「色」「旅」「宝石」「物語」「夜」
Your Song
時代にあった優しい応援歌、Hey!Say!JUMPはこうやってゆっくり人に寄り添う歌が本当に似合うなあと思う。「大丈夫」って彼らに言われると本当に全部全部大丈夫だな〜と思える
「話なら聞くよ 好きな人 好きな曲 どんなことでもいい」という歌詞を、まさにそれを体現するようなラジオをやっている有岡さんと高木さんが歌うところがたまらなく好き。
Fab-ismと同じで「どんな未来が待っていても変わらず僕らは夢を語ろう」と常にキラキラの目で真っ直ぐ前を見てくれているHey!Say!JUMPがいる……救済……
それは多分、じゃなくって絶対愛だよ
Jazzy cut
「僕らの絆は儚い音調の希望」!?!?!?!?!?!?!?Hey!Say!JUMPやんけ……になります(?)
歌うの難しそうなのにサラッと歌いこなすじゃんぷちゃん、歌がうまい。
ブレーメンの音楽隊にあるイメージとはちょっと違うけど、なんとなくこのアルバム内でのヴィランサイドっぽい曲だな〜と思います。JUMPのオタクがセトリ落ちに怯えている曲(わたし調べ)
Snow White
清水翔太がつくる白雪姫の歌がよくないなんてことある?いや、ない。
この手の楽曲といえば山田涼介だぜ!こちとらCandle作っとんやぞ!と強気になってたらあれよあれよと8人のジャンル違いの王子様が現れて白雪姫を助け出してくれる激ヤバ乙女ゲームが始まってしまった。
白雪姫を助け出すことを「もう悲しい世界にいないで 逃げてこられるかい 僕のいるところまで」という表現にするシミショーはすごい
Liar
岡崎体育節の効きまくった映えへの強烈な皮肉ソング。絶対健やかに生きているであろうHey!Say!JUMPが歌うのがまた曲の面白さを引き立てていて好き……
個人的に好きなのは有岡さんが歌う「昼はデイトレーダー 夜はナイトフィーバー」伊野尾さんの歌う「超人気俳優とめっちゃ友達」あと高木さんの「恵比寿か中目黒に住む」のところ。ヒルナンデスの健全で明るいイメージの有岡さんが「昼はデイトレーダー夜はナイトフィーバー」なの最高すぎるでしょ。
薮くんの「誰か」の「ダァれか」とかやまちゃんの「ストイック」の「スゥトイック」みたいな歌い方、ハロプロも好きなオタクは皆好きなのでは??すぐ主語デカくなってしまうわよ
Last Mermaid...
シングル曲なのに偶然童話モチーフのアルバムコンセプトにぴったりあってしまった奇跡ソング。松岡くんはロマンチックな歌詞がいいよね、Midnight Roseもぜひ聴いてみてください
伊野尾さんの甘い声が切なくってとってもすき。メンバーが四人ずつに分かれて歌うところも、それぞれのチームで全然声の色が違って大人数グループの強みが出ているなあと思った。
MANTRA
知念様激オシの一曲、まさかのモチーフが「フロアのことしか考えていない現代版三蔵法師」。わたしが知っている三蔵法師の中で一番ファンキーな最遊記の玄奘三蔵も流石にフロア以外のことも考えていますよ(?)
We are the hero in this crazy world、がまさか三蔵御一行のことだとは誰も思わないじゃないですか
今までのじゃんぷちゃんにないゴリッゴリのEDMが超かっこよくて、可愛い声ばっかだと思ってたら急に「Everybody hands up!!!」ってかっこいい声で煽られるので全部が最高になる
ちなみにマントラとは「仏に対する讃歌や祈りを象徴的に表現した短い言葉を指す」そうです。フロアを揺らして仏に祈りを捧げるHey!Say!JUMPが聴けるのはMANTRAだけ!
Puppet
一応JUMPの中のラップラインって有岡・八乙女だけど全員がオールラウンダーなのがわかる みんなどんな歌い方もできるやん?!特に本人たちも言及してたように、有岡さんと中島さんの早口パートがすっごいかっこいいです。
今更聴いてて思ったんですけど、「喜びと相反する悲しみと共存共鳴」って「喜び悲しみ受け入れて生きる」……ってコト?!(ハチワレ構文やめろ)
Kiss Your Lips
歌謡曲スタイル、どうしてこんなにHey!Say!JUMPに似合う??薮くんの歌い出しがあまりにも最高すぎて、聴いたオタクはひれ伏すしかない。
途中に挟まれる舞踏会みたいな音楽がスッッゴイ好きです。
歌詞にあるCast a spellって魔法/呪いをかけるという意味ですが、呪われた姫にキスをして救い出す眠り姫のストーリーとは相反する、「二人でずっと幸せでいられるならここで呪いをかけて」みたいな感じがちょっとダークで、良い
御伽と知る世界
ボカロ育ちのオタク以下略……。まさかまふまふと自担の世界線が重なるとは全く思っておりませんでした
ヘンゼルとグレーテルといえば最後は魔女をオーブンに蹴り入れて丸焼きにしちゃうグリム童話の中でもなかなか残酷な話ですが、それがこんなにキュートでキャッチーなお菓子の国、って感じの歌になっているとは!ってびっくりしてたら歌詞に「煤けたお菓子」とか出てきて残酷な運命でもハッピーに生きる兄弟だ?!になります。「片道だけの夢の中」ですからね
伊野尾さんの激甘ソロパートで脳みそが飴ちゃんになる
ナイモノネダリ
しかしわたしはずっとHey!Say!JUMPを赤子みたいな気持ちで見ているけどこんなふうに結婚前夜の曲を歌ってしまうくらい大人になっているんだな〜時が経っている、としんみりする
「迎えに来て連れ去ってよ」って実際に物語の中では数年後にまるで一緒にネバーランドにいた日々の続きみたいにピーターがウェンディを迎えに来ちゃうんですよ。
「なんてねもう私きっとあんなふうには飛べないけど」という歌詞がとても好きなのですが、ウェンディは大人になっちゃったから「もう飛べない」って思うし実際にもう飛べないんだけど、ピーターはまだ変わらず子供のままだからウェンディの娘っ子を連れ去っちゃうという……(ピーターパンはメリバ……)「飛ぶ」って自由でいるってことなんだなと思うし、自由の代わりに愛を手に入れた主人公はもう飛べないというのもまた。橋口さん、天才や〜〜〜〜となりました。
「私ねずいぶん大人になったよ」という歌詞をグループでなんやかんやと一番弟扱いされている中島さんが歌うのがしみじみいいなあ。中島さんは声が少年っぽいままだと思うんですが、その声の魅力がすごく光るフレーズだなと思った
Last forever
物語の続きは君とじゃなきゃダメさ、なんてこの本を読み終わってもHey!Say!JUMPとの旅は続いていくのを示唆するの、天才?この曲のインストをバックにコンサートの最後に挨拶するJUMPちゃんが見えるのよ。絶対セトリに入れてくれよな!
お伽話の最後「Happily ever after」を体現したような「願いはLast forever」という永遠を願う歌詞を自分が大好きなアイドルが歌ってくれるのって夢かなと思ってしまう。
歌い出しのいのおさんの声の甘さと可愛さにノックアウトされて人はみな死ぬ
イントロのディズニーみ、Hey!Say!JUMPはテーマパークだったのだ!
「終わらないでFantasy」というファンがみんな会場で一番思っていることを本人たちの声で聴いてしまうと涙腺が、う
大サビの山田涼介背景に星が舞ってて最高。ディズニープリンスやまちゃん。やまちゃんが「たった一人君を選んだのさ」とか言ったら東京ドームが全員やまちゃんの指さしの先に入りたくなって血の海よ。
ジャニオタライフハック、この曲を会社に入る直前に聞くと国民全員に仕事を応援されているような気持ちになるのでオススメです。
闇の先へ僕らは歩き出す(ボーナストラック)
歌い出しの有岡さんの声の柔らかさでもうこっちの涙腺は死んでる だいちゃんの声のもつ「物語性」みたいなものが辻村さんとの出会いからどんどん発露していてJUMPの曲に深みが増しており…オタクは……
Last foreverの続きというか、楽しかったFabのストーリーのあと、次に進んでいく彼らを見ているみたいな感じ
「闇に飲まれそうな夢を見たら すぐそばで光になり君を導くよ」、Hey!Say!JUMPの根底にある「寄り添い」のパワーを感じて本当に好き
DREAMERの「見てごらん君の力になりたい僕たちがそばにいるよ」なんよ
最後だと言い訳のかくれんぼ超寂しいよ!!!!ずっと一緒にいてくれ ゆとゆりの「この子達こんな歌い方が出来たんですか?!?!?」が最近すごすぎる
「ただ僕を信じて」…………む、むり好き
最後たたみかけるようにBelieve meと何度と繰り返すのがたまらなく胸がぎゅっと絞られるような気持ち、まだまだ先へ行く彼らを出来るだけ近くで見守っていたい
とめちゃくちゃ長々と曲の感想なのか解説したいのかよくわからない文章を書き殴ったのは、何を隠そう明日(2021/4/9)から3日間オンラインライブがあるからです!!!!!!!!
もうどう考えても絶対最高になる予感しかないので、もしこんな長い実のない文を読んだ人がいたらぜひ見てください。お願いします。後生なので……!FC入ってなくても見れるよ
ぜひよろしくお願いします
Hey! Say! JUMP Fab! -Live speaks.- | Johnny's net オンライン