ジャニオタがマジLOVEキングダムに入国した話

はじめまして、こんにちは、こんばんは。

しがないジャニオタです。現在はHey!Say!JUMPさんを中心にジャニーズJr.のSnowManTravis Japanを応援しているオタクです。そんなわたしですが、

3日間で2回「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」を観ました。

utapri-movie.com

うたの☆プリンスさまっ♪(以下うたプリ)自体は高校時代にアニメオタクをしていたのでリアルタイムで追っていたのですが、ジャニーズに傾倒して離脱。でも劇場版をすると聞いて、そんなん行くしかないやん!と先日ようやく入国(キングダムなので観に行くことをそういうらしい)したんですけど、

まあ~~~~~~よかった。

あの、すっごい良かったんです。現役アニオタを退いて数年たちますが、青春を思い出してハチャメチャに泣きました。嘘やん。映画観て久しぶりに泣いた。ていうかもはや映画ではないですコンサートです。1800円で煌めくアイドルのコンサートが観れるんです。なので今日はジャニオタにもぜひマジLOVEキングダムへ入国してほしいという気持ちを込めてジャニオタ目線の感想文をしたためようと思います。

あの、悪いことは言わないので、観て。

 

そもそも前提としてうたプリはアイドルを目指す男の子たちの物語で、アニメ1期が学園時代(アイドルとか作曲家を養成する学校です、簡単にいうとジュニア状態)、二期からがデビュー後の話になってます。

utapri-movie.com

劇場版ではアイドル3組計18名が出演してるのでちょっと難しいかもですが、ジャニーズ事務所所属アイドルの名前や誕生日が簡単に覚えられるみんななら大丈夫!URLを開いて好みのキャラが居たらその子のメンカラを覚えて劇場へ行ってください。私の推しはST☆RISHの聖川真斗くんです。(脈絡のない推しステマ

デビューからまだ数年、まだまだフレッシュなライバル三組の合同コンサートってもうそれだけでめちゃくちゃに熱い。映画を観終わった後の感想は「これ、たまアリの合同コン……?」*1でした。つまりそういうことです(?)

映画は全編ライブなので、アニメやゲームの知識がなくても楽しめると思います。友達に誘われたそんなに詳しくないデビュー組のコンサート!くらいの心構えで行ってください。でも不安!という方はぜひYoutubeの予告動画を見て~~~曲の雰囲気とかもつかめるし推しも見つけられると思う。

youtu.be

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ちなみにマジLOVEライブ上映(応援上映)と通常上映がありますが、よりコンサートっぽいのは応援上映なのでオススメです。玄人たちの一体感のあるコール聞いてるだけでコンサートの空気感を感じられるので楽しい。

 

ということでジャニオタ視点での本編の感想を4つの観点から話したいと思います。

(ここまででもう1000字書いてるの、観てほしいというオタクの”””””””圧”””””””を感じて恥ずかしいです。今更ですがめちゃくちゃネタバレします。)

 

  1.  「映画」ではなく「コンサート」

映画なのにいきなりちゃんとOvertureから始まるのでめっっっっちゃコンサートでビビる。Overtureはそれぞれのグループが会場へ向かう描写なのですが、機関車に乗り込んだメンバーたちがステージに向かいながらワイワイしている映像が流れます。そしてメンバー紹介もある。リアル。見たことあるぞ。

 

あととにかくカメラワークがめちゃくちゃ良くて「このカメラワーク全グループで採用してほしい」と思った。アニメ映画に「カメラワークすげえな」と思う日が来るとは思わなかった。変態的というか、アイドルのオタクが見たい箇所を理解してるという感じがビンビンにします。手だけとか振りが揃った足元とか、あえて顔じゃないアイドルの指先から足の先まで満ちたアイドルとしての魅力が伝わるカメラワークがあるの、ズルい。あと腰振りのアップでギャー!!ってなるのはどの界隈も一緒なんだなと思った。

 

歓声のポイントもリアルなコンサート感を高めてます。MC中にメンバーが髪を耳に掛けるシーンがあるのですが、そこの歓声SEすごい。ていうか世のアイドルオタクがそういうのにキャーってなるのがバレてるので笑う。言うまでもなく応援上映の劇場にいるオタクたちもデカイ歓声を上げるのでめちゃくちゃ面白いです。私も上げました。

全体的に歓声がちゃんと入っているのですが、カッコいい台詞や甘い言葉を言われたりすると「はわ~~~」としか形容できない歓声が湧いたりするのでそういうのも芸が細かくて面白かったです。本当にリアル。

 

あとはセット!メインステージとセンターステージ、バックステージ(多分)という構成です。バクステあんまり使ってないと思うんですけど後半にはデカいフロートが出てくるのでバクステ側のお客さんも安心。分かるそれジャニーズカウントダウンで見たことあるよ。

フロート以外にも、宙から吊られるタイプのムービングステージ(絶対危ない)とか空中を飛び回るスケボーとか(7MEN侍*2か?)などなどいろんな機構があってワクワクしながら観れます。会場の天井が映るシーンがありますが、あのぼこぼこした天井は絶対東京ドームです。

 

という感じで、ストーリーなどはなく純粋にST☆RISHQUARTET NIGHTHE★VENSという三組のアイドルグループのコンサートをライブビューイングで観られるような構成になっています。とにかく映画だと思わなくて大丈夫、たのしいコンサートです。

 

 

 2. 演出の完成度とリアルさ

この映画を最初に見た日の感想、「サークルフライングしてたんだけどSUMMARY?」でした。ST☆RISHはHey!Say!JUMPだったのか?*3

宙づりムービングステージや空飛ぶスケボーなどは実現するのは簡単ではないと思うのですが、サークルフライングとかいう既視感の強いものをぶつけられると脳味噌が「めちゃくちゃ良いトンチキ演出だ!」と思ってしまうあたりジャニオタだなという感じです。

これは一例ですが、そういうアイドルのオタクが既視感すら感じるような「アイドル」らしい演出が随所に詰まっていたのがとても魅力的だなと感じました。

 

最たるものがダンスかなあと思います。エンドロールでコレオグラファーがYOKO先生*4であると判明するのですが、なるほどアイドルらしい印象に残る振り付けがたくさんあります。女子ドルが好きな人なら振り付けだけでも一見の価値あるなと思う。私はHE★VENSの「愛を捧げよ」の振り付けが一番ハロっぽいなと思ったのでハロオタの方はぜひ劇場へ足を運んで感想を聞かせてほしい。モーニングぽかった!

ジャニーズっぽい振り付けでいうとカウントずれだと思う。ワクワクするので大好き。

マジLOVEキングダムはほぼ全編モーションキャプチャーなのですが、ぬるぬる動くの苦手だなと思っていた昔のモーションキャプチャーと比べて絵も綺麗だしすごく自然に動くしでビックリしたので苦手な人も大丈夫だと思います。ていうか本当に作画すごい。最初に観たとき「このコンサートの時のビジュアルめっちゃ好き」ってライブDVD見るときのオタクみたいなこと言ってしまったくらいです。

 

「アイドル」らしさでいうとファンサやカメラアピールもすごくリアルだった。例えば花道を走りながら花道脇のカメラを覗き込んだり、フロートのカメラに全員で映り込んだり(これめっちゃカウコンで観たことあるなと思った)、メンバー二人でハートマーク作ったり・・・・・・

このメンバーはたくさんファンサするな~とか、個人差があるのもリアルで良かったです。

 

それから衣装。衣装はグループとしては2つとアンコールのツアーT、あとはそれぞれユニット曲を一曲歌うのでその衣装があるんですけど、グループ衣装がオタクは大体だいすきだと信じてやまない基本揃ってるけど微妙に違うやつ!!!です、伝わってほしい。メンバーによって裾の長さや襟元の形が違ったりしていてとてもテンションがあがる。というか単純にグループ衣装良かったな。HE★VENSの最初の衣装SnowManに着てほしいねって話を友人としました。

あとリアルだなと思ったのはグループ衣装と比べるとユニット曲の衣装の方がちょっとダサいことです。このダサいは褒めてる方です。某ユニの衣装なんかは初見の時に「これ嵐から降りた衣装?」と友人に聞いた。わかる。

 

ユニット曲は6曲あるんですけど、ジャニオタなら「どのユニに自担を入れるか」で盛り上がること間違いなしだと思います。なんならそれでドラフト会議したい。私は絶対に渡辺翔太さんに「Feather in the hand」を、川島如恵留さんには「エゴイスティック」をやってほしいと願いながらコンサートを見てました。「うわこれ歌うま選抜だな」とか「かわいすぎて絶対に〇〇くんにやらせたい」と思いながら観るのめちゃくちゃ楽しいです。

良くわからなくても自分の好きなアイドルとの共通点やこういう演出してほしいなあと思うだけでめちゃくちゃ面白い。

 

 3. 楽曲

ていうかそもそも楽曲がめっちゃいいんですよ。(唐突)

うたプリの楽曲は基本的に音楽クリエイターチームのElements Gardenが中心となって作ってるんですけど、すごい耳に残る。うたプリにあんまり興味ない人でもマジLOVE1000%を歌えるように、印象に残る曲がすごい多いなあと思います。

そればっかじゃないので言い切るのもアレなんですけど、いわゆるトンチキソングが上手い。なんていうかHiB HiB DreamとかバィバィDuバィみたいな感じです(雑感)

夢はでっかく上松さん(Elements Gardenのひと)からジャニーズに曲提供してもらう!にしたいと思います2019年。C&Rが難しくても割とすぐに覚えられるのも楽曲の力ありきだな~と思う。上松さんはすごい・・・・・・

 

 4. MC

いままでの3項目ももちろん紹介したいことではあったのですが、とにかくマジLOVEキングダムで私が最もオタクに観てほしいと思っているのはMCです。ていうかMCがあるんですよ。

セトリは

グループ各一曲⇒三組でのMC⇒ユニット曲6曲⇒ユニットごとのMC⇒グループ各一曲⇒全体で集まって各グループごとの挨拶

という構成。MCが結構長いのですが、とにかく最後のグループごとの挨拶がすごく良くて、それをどうしても観てほしい。アニメを見てグループの背景を知っていたらより一層感じるものはあると思うのですが、彼らが話していることは現実のアイドルと通ずるところもすごく多いです。

「みんなを絶対に後悔させない。自分たちのファンだと胸を張れるような存在になりたい」

とか

「グループ名に入っているのは4という数字だけど、ただの4人ではなくてこの4人であることが大切」

とか。もうそういう存在になってるよ、ってファンが思ってしまうくらいの真摯な言葉を紡いでくれるので、MC聞いて号泣しました。それぞれ自分が今まで好きになってきたアイドルに重なるものもあると思うんです、だからこそジャニオタに観てほしいなあって強く感じてる。

ST☆RISHの挨拶が個人的に特に感涙モノで、過去のアニメ映像がモニターに流れるなかで

「ずいぶん遠くまで来た」

「この時間は永遠じゃないからこそ、今を大切にしたい」

と語るメンバー、モニターから目を離せないメンバー、最後にはみんな胸を張って「全力で想いを届ける」って言ってくれるんです。いやもう言葉じゃ伝わらないので本当に映像で見てほしい!!

 

あとMCとは関係ないのですが映画のエンドロールで舞台裏が流れるんです(滝沢歌舞伎か?)。それがめっちゃいい。各ユニットのリハ風景でメンバーのリハ着が観れたりそれぞれのメンカラのキャップが付いたペットボトルが映ったり、円陣を組む映像が流れたり。オタクそういうの好きじゃないですか。わたしは好きです。

そんな細かいところまで演出がしっかり行き届いてるのが最高なので、ほんとうにジャニオタに観てほしい。

 

5000文字使ってジャニオタにうたプリを進める謎ブログを一発目に書いてしまいましたが、ちょっとでも気になるな~と思ったら劇場へ行ってください!!!!水曜日ならレディースデーだし!!!!!ほんと!出来心でいいので!!!お願いします!!!!!!!!!!!

 

 

 

*1:2019/5/25.26にさいたまスーパーアリーナで開催されたジャニーズJr.三組の合同コンサート「ジャニーズJr. Island」のこと

*2:7 MEN 侍 プロフィール | ISLAND TV

*3:SUMMARYはジャニーズ伝統のコンサートでメンバーが円になってフライングするサークルフライングが大きな特徴でした

*4:ハロプロ振付師の方